私はもともと、自分に自信がありませんでした。
だから、学生時代は、ちょっとでもよく見せるために、着飾っていた…時期もあります。
『この子、変だな』って思われないように、周囲がどんな考えをして、どんな反応をして…そんなことばかり気にして、自分の考えを抑え込んでいた時期もあります。
今となっては、『そんなことしなくてもよかったのにね~』と思いますが…当時の私にとっては、ものすごく大事なことでした。
先日、久しぶりに学生時代の友人に会いました。
『懐かしいな』『嬉しいた』という気持ちもあるのに…私は、自分らしく振舞うことができませんでした。
『みんなの基準は何だろう?』『彼女たちの普通は?』と、周囲のことばかり気にして、自分らしさがわからなくなりました。
お金の使い道が違った。
わたしの基準。心地よさ。
最近の私は、『洋服は、安いモノでもいいな』と思います。
沖縄に行ってる間は、服が汚れてしまうことを気にしたくないんですよね。
何も気にせず、『海を見たいな』って思ったら、海に行って…足だけでも入ってみたり。海水や砂で、服も靴も汚れます。
『あの木にさわってみたいな』って近づけば、服が汚れることもあります。
だから、安い服でいい。
スカートをはきたい気持ちもあるけど…あるていど動きやすい服がいい。風でスカートがめくれる心配もしたくない。
だから、ワイドパンツは便利です。ふんわりしてれば、気分もあがる。
その瞬間の気持ちを優先できる服を着ていたい。
なんとなく、私なりの基準があるんですよね。
カバンは、本革が好き。
でも、本革って雑に扱えないんですよね。だから今も、お気に入りのカバンを模索中で。
パソコンを持ち歩くことが多いから、リュックもよく使ようになりました。リュクは、自分でも『似合わないな』って思っちゃうけどね。
お財布は、何年も何年も使いたくない。
お金って、誰が触ってるかもわからないし、綺麗なものばかりじゃないなって。
だから、1~2年で買い替えたいなって思う時がある。
『買い替えたい』って思った時にすぐ買い換えられるくらいの…高すぎないものがいい。
お金を使うなら、どこかに旅行してみたり…いろんなものを見たり、体験したりするのに使いたい。
カフェで、ぼーっと考え事をする時間を作ってもいいな。
あとは、リラクゼーションとか、そういう勉強とか。やっぱ好きなんですよね、そういうの。
自分を成長させてくれたり、自分の気持ちに気づくための体験に使いたいっていうのが強いかな。
あとは、『なんとなく~したい』って自分の気持ちを大切にしたい。
自分を変えるんじゃなくて、居心地のいい場所へ。
たぶん、私のお金の使い方に『わかる~』って共感してくれる人もいると思う。
だけど、『この年で、恥ずかしくない?』とか、違和感を感じる人たちもいると思う。
友達に会って思ったのはさ…
過去の私にとっては、『わかる~』って共感できるところもたくさんあって大事な友達だったけど、今の私にとっては違うんだよね。
手作りのお菓子を持って行っちゃう私と、高価なお菓子を持ってくる友達。
高価な服を身にまとって、ちょっと自慢気に服の話をしたい友達と…それを窮屈に感じてしまった私。
どちらが間違ってる・正しいなんてことはなくて。
それぞれが好きなものを持ってるだけ。それをお互いに否定するわけじゃないし、全然いい。
いいんだけど…なんとなく、心苦しさを感じてしまった私。
それはただ、私の問題。
もしかしたら、自分に自信がないからかもしれない。
でもね、自分の好きなものを否定してまで、一緒にいる必要ないなって改めて思ったんだよね。
誰かに合わせるんじゃなくて、今の自分が居心地のいい場所にいればいいんだなって。
それを許してくれる人たちと過ごせればいいなって。
自分の大事なものを見つけてしまった。
彼女たちに会う機会が減ったのには、やっぱり理由がある。
『忙しかったから…』というのは嘘じゃないけど…100%本当でもない。
会おうと思えば、会うことはできた。でも、会おうとしなかったんだよね。
彼女たちと話してる時間よりも、セラピストとしてお客様に会ってる時間の方が楽しくなっちゃったんだよね。
『もっとお客様のために』って勉強したり、癒しを探究することの方が楽しくなっちゃったんだよね。
もしも彼女たちが、自分の仕事への情熱を語ってくれる人達だったら…それも楽しかったかもしれない。
もしも彼女たちとの会話の中で、わたしが新しい発見をできてれば違ったかもしれない。『彼女たちのようになりたい』と思えれば、違ったかもしれない。
だけどさ、仕事の愚痴とか、上司への文句とか…もし一生生きていけるお金があったら、あんな会社辞めてやるとか…。
たぶんさ、『これが天職だ』って信じてて、なぜか『生涯現役だ』なんて思いこんじゃってて。
もし、お金がありあまってるなら、『お金がなくても本当に必要としてる人のために…』『本当に必要としてるこどもたちのために…』って本気で思っちゃってて。
仕事っていうより、遊んでるって感覚の方が強くて。尊敬できる人達がたくさんいて。
いつのまにか、彼女たちと感覚が違っちゃってたんだなって。
私はやっぱり、『仕事だからやらなきゃいけない』じゃなくて、『好きだからやってるだけ』って思っていたいんだよね。
そういう働き方をしていたい。
世の中にはいろんな仕事があってさ、いろんな生き方をしてる人たちがいる。
ほんの一握りの人しかなれない職業だって、まだ誰もやっていない未知のことだって、『やってみたい』って思ってる人に簡単に「無理に決まってるじゃん」なんて言えないんだよね。
私が『無理じゃん』って思ったところで、それを叶えてしまう人たちがいる。それを叶える可能性を持った人たちがいる。
自分が『やってみたい』ってワクワクしたことを『現実的じゃない』って決めつけて簡単に諦めちゃうの悲しいなって。
私がやってみたいことも、聞かなかったフリされちゃうの悲しいなって。
ここまで書きていて、『仕事に対する考えた方・感覚が違ったんだろうな』って思った。
でも、違うのかもしれない。
自分にとって大事なものに気づき始めたからかもしれない。そんな気がした。
今のわたしが、自分らしくいられる場所に踏み出そう。
あの頃は、一緒にいる時間が楽しかった。
同じ時間を共有して、好きなものを語り合って、どうやって立ち向かっていくかを考えて…
たぶん、私たちはお互いに変わってしまって、今は同じ感覚を共有してるわけじゃないんだなって。
彼女たちと会った後の私は、いつのまにか『疲れたな』『退屈だな』と思ってしまった。
過去の自分にあっていた場所でも、今の自分にあってるとは限らないんだなって。
むしろ、同じ場所にとどまり続けてちゃいけないんだと思う。自分の道を歩いていかなきゃ。
改めて、そんなことを思ったブログでした。
新しい場所に向けて、踏み出していこう。
平成最後の日には、ちょうどいいのかもしれないな。
自分らしく生きるために、一歩踏み出そう。