こんにちは、愛弓です。
先日、私自身が未経験だった頃に、初めてセラピストになった時の面接のことを書きました。
そこに、面接後の会話で、本心をさらけ出しちゃったことも書いてあります。
まぁ、これを『良いことだ』と思う人もいれば、『それは違うんじゃない?』と違和感を感じる人もいると思います。
ただ、私は、

求められる人材になろうとするんじゃなくて、
”自分がどんな人間で、どんな考えを持ち、どんな夢・希望を持ってるのか”みたいなことをしっかり伝えて、
そんな自分を受け入れてくれる会社を見つけた方がいいんじゃないかな~
と、思います。
自分に合う企業に巡り合えなかった、大学時代。
大学時代の私は、『セラピストになりたい』と周囲に伝えることができなかったので、ごく普通に就活していました。
とはいえ、『ちゃんと就活しなきゃ』と思っているのに、周囲の人たちのようにうまく動けない自分に焦っていたような気がします。
今になって思えば、『この会社で働きたい』と思える会社を見つけたわけでもなく、ただ焦りから就活数渇していたんだと思います。
- みんなが就活してるから、私も就活しなきゃ…
- ちゃんと就活(就職)しなきゃ、周囲に~って思われる。そんなの嫌だから、早く内定をもらわなきゃ…
- 早く内定をもらわないと、『ダメな子』『残念な子』だって思われちゃうかも
- あるていど良い会社入って、周囲の人に認められたい
”自分が何をしたいか”ではなく、”人からどう思われるか”を意識しての就活でした。
『セラピストになりたい』と打ち明けることが恐かった私は、『セラピストになりたい』と思ってるのに、全然関係のない企業の面接ばかり受けていました。
面接を受けていく中で、
自分の体験を否定されたり…
本当のことを話してるのに「そんなわけはない」と嘘つき呼ばわりされたり…
『こんなことを叶えたい』と夢を語ったら「そんなのは夢物語だ。現実的じゃない」と言われたり…
いつのまにか、自分の体験・考え・夢…そういうものを話すのが恐くなってしまいました。
そして、誰にでも理解してもらえそうな一般的なことしか語れなくなり、自分の夢(本心)を語ることはできなくなっていました。
自分の夢を叶えるために、一緒に歩める企業を探すのではなく…
とにかく就職するために、会社の求めるものに自分を当てはめようとして、内定をくれる企業を探していたような気がします。
そんな自分も自分ではあるんですけど、自分ではない別の何者かみたいなんですよね。
たぶん、そういう就活生もたくさんいるんじゃないかなと思います。
すぐに実現できなくても、夢を思い描いておくことは大事だと思う
だけど、私が良かったと思うのは…
就活初期に、自分の過去を振り返って好きなもの・やっていきたいことについて掘り下げようとしていたことと、
自分の中で、『これをやってみたい』『あれをやってみたい』と想像し、それを叶えるために夢を膨らませていたことだと思います。
就活中、「君の話は夢物語で、現実的じゃない」なんて言われることもありました。
私自身も、現状でそれをできる企業がないことも、それが現時点では現実的じゃないこともわかっていました。
それでも私は、自分のやってみたいことを想像し、『それを叶えるためには何をすればいいんだろう』と考えていました。
そして、その夢に近づくための第一歩として考えたのが、セラピストだったんです。
自分の夢を叶えることのできるき企業がないことは感じていたので、『いつかは、独立して、自分で作り出さなきゃいけないんだろうな』とは感じていました。
それでも私は、『もしも、どこかの企業で夢を叶えられるのなら、そのままその企業にいたいな~』とも思っていました。
『自分の夢を叶えられる企業はないから…』と思いつつ、就活中は、少しでも夢を叶えられる可能性のある企業を探していました。
でも、私の気持ちや夢を否定されたり、面接に落ちるたび、夢を語ることができなくなっていき…
いつのまにか、自分の夢を叶えられる場所はないと諦め、社会に求められる何者かになろうと必死になっていたような気がします。
『ちゃんとしなきゃ』と思うほど、苦しくなって、体がうまく動かなくなっていった。
『何かが違う』と違和感を感じながら面接を受けに行こうとしてると、寝坊したり、時間を間違えたり…面接を受けることもできなくなった。
卒業研究と就活でストレスがたまり、笑えなくなった時、
改めて『セラピストになりたい』という自分の気持ちを思い出すことができました。
そして、『今はできなくても、卒業してからセラピストになるために就活しよう』と、心に決めました。
いつのまにか閉ざされてしまった世界が広がった瞬間だったと思います。
否定されることが恐くて閉ざしてしまった心が、もう1度開かれた瞬間だったのかもしれません。
自分の中にもう1度光が見えたような、そんな感覚。
自分の考えや希望を伝え、自分にあう会社を見つけた方がいい。
『未経験だから、就職できればどこでもいい』なんて考えてしまうこともあると思います。
私自身がそうでした。
『早くに再就職しなきゃいけないから…』『年齢的に…』『自信がないから…』いろんな理由で、『どこでもいいから、早く面接に受かりたい』と焦ることもあると思います。
実際に、そうやって面接に来る人や、そうやって入ってくるスタッフを何人も見てきました。
でも実際には、就職するまでの過程・速さではなく、就職してからの方が大切なんですよね。
大きな企業では関係ないかもしれませんが、中小企業だと、経営者・オーナー・店長…そういった人たちがすごく身近にいる場合があります。
私が、正社員や業務委託で関わってきたオーナーたちは、自分の考えや会社の方針を押し付けてくるだけの人たちではありませんでした。
私が何に悩んでいて、そんな風になりたくて…そういうことを一緒に考えていこうと、協力しようとしてくれる人たちが多かったです。
もしかすると、私自身が、自分の考え・悩み・将来のこと…いろんなことを語っていたからかもしれません。
実際、面接のときに”自分がどんなことをするために、セラピストになりたいのか”や”どんなセラピストになりたいか”を話せなかった人たちの中には、
『自分が思ってたのと違う』とか『やりたいことがやらせてもらえない』『ここならできると思ってたのに…』と不満を抱えてる人たちも、たくさんいました。
でも、『そういう人たちに限って、自分の気持ちを伝えてないんだよな~』と感じることが多かったです。
誰かが悪いわけでも、会社の制度が悪いわけでもなく、お互いに理解しあえていないだけなんじゃないかなと。
もっと親身になってくれる会社・オーナー・上司の可能性があるのに、その可能性を閉ざしてしまってるのは、自分自身なんですよね。
もちろん、すべての経営者・オーナー・店長がそうなわけじゃありません。
でも、そういう会社・経営者・オーナーはいるんです。
だから、『自分の考えや希望なんて伝えても意味がない』と諦めたり、『自分の考えを伝えるよりも、とにかく就職…』と焦らず、しっかり自分の考えや希望を伝え、自分にあう会社を見つけた方がいいと思います。
また、セラピストと一言で言っても、いろんなタイプのセラピストがいます。
同じリラクゼーションサロンでも、同じメニューでも、お店によって求めるものや雰囲気は全然違います。
就職するために企業に合わせるのではなく、自分の考えや希望を伝え、自分に合うお店を見つけた方がいいと、私は思います。
実際に、面接時にちゃんと本心を伝えず、違和感を感じながら働いてるセラピストさんもたくさんいます。
そういうセラピストさんたちと話していくうちに、自分の本心に気づいて辞めていく人もたくさんいまいた。
もしも、違和感を感じたり、悩んでいるのなら、相談してみるのもいいかなと思います。
特に、初めにどこでどんな技術や知識を身につけるかによって、その後が変わっていくので…
初心者の時こそ、妥協しないで、自分に合うお店を見つけた方がいいと思います。
もしも、『こんなこをしたいんだけど…どんなお店を選べばいいんだろう?』と悩んでる人がいたら、実際にセラピストとして現場にいたことがある人や、リラクゼーション業界のことを知ってる人に相談できるといのかなとも思います。