こんにちは、愛弓です。
今回は、【知識や技術を身につけて、自己成長することも大事だよ。他力本願になりすぎないように気を付けよう!】ということを伝えていこうと思います。
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就活中、面接官を怒らせたことがある。
大学3~4年の就活中、私は面接官を怒らせてしまったことがあります。
当時の私は、『セラピストというのは、一人きりで頑張っていく仕事ではなく、たくさんのお客様に支えられながら成長していける仕事だろうな』と思い、話しました。
すると、セラピストとして現場で働いていた面接官は怒りました。
セラピストは、そんなに甘い仕事じゃない。
お客様が育ててくれるなんてことはないし、お客様はそんなに優しくはない。
お客様は、技術のないセラピストに投資なんてしない。
だから、自分で必死に知識と技術を身につけて成長しなきゃいけない。
知識と技術が身について、やっと、お客様がついてくれるんだ。
この時のことは、ブログに書いていますので、お時間があればどうぞ。

当時のことも思いだしながら、いろんなことを考えていました。
他力本願になりすぎず、自己成長することが大事。

セラピストというのは、一人きりで頑張る仕事じゃないよ。
たくさんの人たちと関わっていく中で、お互いに支えあって、成長させてもらえる仕事なんだと思う。
私は、今でもそう思っています。
でもそれは、『お客様が成長させてくれるから、自分は何もしなくてもいいよ』ということじゃないんですよね。
知識や技術を身につけて、自分で成長していくことは、とても大事なんです。
『自分一人で頑張らなきゃいけない』と思って力んでる人がいたら、たくさんのお客様や仲間たちに支えられてることを思いだして、もっと力を抜いていいと思うし。
『自分がやってやってるんだ』みたいに独りよがりになりそうな時には、たくさんのお客様に支えられてることに気づいてほしいし…。
でもやっぱり、自分で成長していくことを諦めちゃったり、他力本願になりすぎちゃいけないなって思います。
経験者の話も参考にしつつ…知識や技術を身につけて、自己成長することも大事ですよね。
知識や技術を身につけて、自己成長していくことは大事だと思う
面接官に怒られたことを思いだした時、『そんなに感情的に怒られるほど、悪いことを言ってしまったのかな?』と疑問に思う部分もあります。
でも、彼女の言葉は、間違ってなんかいません。
セラピストが何もしなくても、【時間・お金を投資してまで、あたたかく見守って育てようとしてくれるお客様が現れる】なんてこと、ほとんどないんじゃないかなと思います。
外見で気に入られたり、コミュニケーションが得意な人ほど…
例えば、かわいい女の子・聞き上手な女の子などに癒しを求めて指名するお客様もいます。時には、下心を持って指名するお客様もいます。
そういうお客様の存在を考えると…
セラピストとして頑張って成長しなくても、時間・お金をかけてくれるお客様はいるんですよね。たぶん。
でも、『彼らがあたたかく見守って、育てようとしてくれてるか?』と言えば、話は別です。
それに、『自分の実力を認められてるんじゃないな』って、セラピスト自身が1番感じるんですよね。
周囲からはわからないかもしれないけど…
自分の頑張りを認めてもらえず、下心を持ったお客様が増えるのは、とても苦しいことなんですよね。
頑張っても頑張っても、どこかで、自分のやってることを認めてもらえないような苦しさがあって、心の中で一人で葛藤してたりもします。
技術を身につけて、指名のお客様が増えるほど、自分の技術を見てもらえないことが悲しかったりもします。
『そんな下心ばかりなら、来なくていいのに…』と、自分の中にお客様を拒む心が生まれたりもします。
さらに、『女だから…』『かわいいから…』『聞き上手だから…』なんて、「技術もたいしたことないくせに…」「あいつ、○○だけだろ」なんて陰で言われることもあります。
陰でそういうことを言ってくる人の中には、自分に指名がつかない理由を誰かのせいにしたり、性別や外見のせいにする人もいて…。
そういう場合には、言われてる側にはあまり問題がないような気もします。
どちらかと言うと、そういう発言をする人の心の問題なので、気にしなくていいかなと。
でも、それを自分の中で判断していくのって難しいし…
何より、どんな理由であれ、そういうことを陰で言われるのって嫌ですよね。
だから、そういう人ほど、ちゃんと技術や知識を身につけられるといいんじゃないかなとも思います。
『あきらかに、自分より技術も知識もある』とか『この子、ものすごく努力家なんだよな~』と感じたら、陰口は言いにくいし、周囲の人も「そんなことないよ」「そんな子じゃないよ」と守ってくれると思います。
それに、極端な言い方をしてしまえば…
ちゃんとした技術や知識を持って指名してくれるお客様が増えれば、セラピスト側がお客様を選ぶこともできると思うんですよね。
(自分の負担になること、嫌なことを断ることができるということ)
そうすると、自分の働きやすさも変わりますし。お客様の質が変わることで、周囲の目も変わってくると思います。
セラピストとして長期的に働くことを考えるなら、やっぱり、自分自身で技術や知識を身につけつた方がいいと思います。
そして、お客様とのかかわり方についても、しっかり学んでいけたら良いですよね。
クライアント(お客さん)の気持ちを想像してみる
「セラピストには、知識や技術以上に必要なものがある」といくら語ったところで…
やっぱり、セラピストとして活動する以上、知識や技術を身につけていかないと、なかなかお客様がつきにくいとは思います。
コミュニケーション能力や外見だけでは、ある程度のところで限界があると思います。
もしも、リラクゼーションサロンがアイドルのようなかわいい子に会いに行く場所だったり、女の子と話すための場所という認識だったなら、話は別です。
でも、『体の疲れを癒したい』と思ってるお客様が行くような場所なら、やっぱり技術や知識は必要だと思います。
自分がお店に行くのを想像してみてください。
どうですか?
『昨日まで、素人だったよね?』と聞きたくなるようなセラピストより、触れただけで『上手そうだな~』と安心して身を任せられるセラピストのほうが良いですよね?
やっぱり、ある程度の知識や技術は必要だと思います。
ベースがあるから、長所をいかせる
たとえ話すのがうまい人だったとしても、『昨日まで素人だったよね?』と聞きたくなるような施術をするセラピストを『指名しよう』と思うでしょうか?
むしろ、技術面での違和感が気になって、セラピストとの会話を楽しむこともできないかもしれません。
ベースになるものがあるからこそ、自分の長所がいきてくるんですよね。
一生懸命なセラピストさんは、『明日も頑張ろう!』って思わせてくれる
それに、経験年数があっても、お客様の方を向くこともなく、パターンの決まった形だけのマッサージを受けたいと思うでしょうか?
成長しそうな気配のない、無気力で形だけのマッサージを受けたいと思うでしょうか?
もしもそれが、信じられないほどの治療効果を発揮するというのなら、話は別です。
でも、特別なモノでないのなら、自分の方を向いて、ちゃんと話を聞いて…自分のために一生懸命になってくれるセラピストの方がいいと思いませんか?
少なくとも、私はそう思います。
そういう一生懸命頑張ってるセラピストさんの方が、心まで癒されるんですよね。『よし、明日も頑張ろう!』って力になるんですよね。
いろんなお店・セラピストを比較できる
マッサージは、1年に1度しか行けないような特別なものじゃありません。
たいていのお客様は、他のお店に行ったり、他のセラピストの施術を受けたことがあると思います。
もちろん、お客様によってお店やセラピスト選びの基準は違います。
でも、お客様は自分に合う技術・セラピストを比較して探すことができるんですよね。
『この人だ!』と思えるセラピストに出会わなければ、そのまま探し続けるだけです。
『この人だ!』と思わなければ、『誰でもいいよ』と指名をしない選択ができます。
そんな中で、「あなたがいい!」と思ってもらうために、セラピストにできることは何でしょうか?
まずは、知識や技術を身につけること。
そして、日々お客様に触れる中で疑問に思ったことなどを解決しながら、しっかり成長していくこと。
誰かのマネをしたり、マニュアル人間になりすぎないこと。
知識や技術、常識に制限されすぎずに、自分らしさを出していくことなんじゃないかなと、私は思います。
最後に…
ここまで、【他力本願になりすぎず、知識や技術を身につけることも大事だよ】と伝えるために、いくつかの話をしてきました。
面接官の女性が言ってた言葉は、間違ってなんかいません。
むしろ、『お客様が成長させてくれるはず』という他力本願な状態じゃダメですよね。
たとえ支えてくれるお客様がいたとしても、ちゃんと知識や技術を身につけたり、探究して成長していかなきゃいけないんですよね。
”頑張ること”が、通常運転の人もいる
ただ、私の場合は”自分が頑張る”というのは、”当たり前のこと”だったんですよね。
自分では『頑張ってる』と自覚することもなく、自分に足りないモノばかりを見て、ただただ一生懸命でした。
誰かが『頑張ってる』と思ってくれたところで、『まだまだ』と思って、自分にできないとこばかりを見てました。
興味がないからやらないことだったとしても、他の人がやってたら…それをできない自分を責めちゃうんですよね。
それで、自分でも気づかないうちに、いつのまにか心や体に限界がきて、ダウンしてしまう。
そして、『まだ何もできえないのに…。他の人より全然できてないのに…。』と自分を責めてしまう。
私は、そういうタイプでした。
だから、無意識のうちにではありますが…”自分が頑張る”というのは、あたりまえのこととして話してたんじゃないかなと、今では思います。
- 一人で全部を抱え込む必要はないんだよ
- たくさんの人に支えられてるんだから、もっと力を抜いてもいいんだよ
中には、そういう言葉が自分に書けてるプレッシャーを和らげてくれる人もいるんじゃないかなと思います。
調子に乗ってしまう時期もある
セラピストになったばかりの頃って、自分にできないことがたくさんあることをよく知っています。
でも、、施術にも慣れて、指名のお客様が増えて…いつのまにか調子に乗って、自分一人でやってるような感覚になってしまうこともあります。
たくさんのお客様や上司・仲間たちに支えられていることを忘れちゃう時もあるんじゃないかと思います。
そんな時こそ、『たくさんの人に支えられてる』という意識が大事になってきます。
それは他力本願になることとは違いますね。
『あぁ、そういう考えもあったか…』と思ってくれる人がいたら嬉しい
いろいろと話が脱線したりもしていますが…
今回伝えたかったのは、【他力本願になりすぎず、知識や技術を身につけることも大事だよ】ということです。
ここに書いたことは、自分の経験や想像から考えたことです。
『全部が正しい』なんてこともないし、誰かに押し付けたいわけでもありません。
ただ、『あぁ、そういう考え方もあったか。』って思ってくれる人がいたら、それだけでうれしいなって思います。
最後まで、ありがとうございました。